たとえ無限の時間と無限の資金があったとしても、すべてを一人でこなすことはできません。Facebookを一人で構築することはできません。それは、その人の頭が悪すぎるからではありません。仕事そのものが、一人の人間がこなせる範囲を超えているからです。何千人もの人材が、コードを書き、ユーザーを獲得し、広告を販売し、資金を管理し、規制に対応し、インフラを稼働させ続ける必要があります。しかも、それらを同時に。労働力の制約はスキルではなく、スループットの問題です。
だからこそ組織が存在するのです。アダム・スミスのピン工場では、ピン1本を作るのに18の専門工程が必要でした。Facebookには何千もの専門職があり、それらすべてが連携して機能する必要があります。プログラマーだけが必要なわけではありません。以下のすべても必要です。
・4 年間をかけてコンピューターサイエンスの学位を取得し、長年の経験を積んだエンジニア。
・成長戦略、分析、ポジショニングを何年もかけて学んできたマーケティング担当者。
・エンタープライズセールスと関係構築を習得した営業チーム。
・製品マネージャー、財務、法務、運用の各部門の担当者が専門知識の習得に何年も費やしました。
それぞれの専門機能は相互に依存し合っています。エンジニアは製品を構築しますが、マーケティング担当者はユーザーを獲得し、営業チームは広告主を獲得し、財務は資金を管理し、法務は規制に対応し、運用はインフラの稼働を維持します。これらの機能のどれか一つでも欠ければ、全体が崩壊してしまいます。