世界恐慌は経済的な出来事であると同時に、心理的な出来事でもありました。1930年代初頭に物価が下落し始めたとき、人々は「素晴らしい、物価が安くなっている」とは考えませんでした。「物価が安くなっているのは、何かがひどく間違っているからだ」と考えたのです。人々は支出を控え、企業は生産を削減し、労働者は職と収入を失いました。収入が減れば支出も減り、物価はさらに下落し、不安が高まり、さらに支出が減りました。この悪循環は自己増殖し、世界経済は10年にも及ぶ苦難に陥りました。これは、私たちが繰り返す余裕のないデフレの形態です。