飢饉はそれ自体が人道危機であるが、暴動、革命、戦争を引き起こす可能性もある。マリー・アントワネットは「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」とは言わなかっただろうが、この悪名高い言葉はフランス革命の直接の原因を雄弁に物語っている。18世紀の平均的な労働者は、日給の半分をパンに費やしていた。1788年と1789年に穀物が不作になると、国内のパンの価格は日給の88%にまで高騰し、その後の暴力の火種となった。食糧不安はアラブの春の舞台にもなった。2011年にヨルダンの活動家がタイム誌に語ったように、「これは飢餓革命だ」。政治的安定の観点から見ると、食糧不安は暴力の原因であると同時に結果でもあり、国連の研究者が「紛争の罠」と呼ぶ悪循環の一因となっている。