投稿者: | 2026年5月8日

異常な細胞が毛包から自発的に排除されるため、色素が供給されなくなって白髪にはなるものの、がん化するリスクを持つ危険な細胞は体内に残らない。つまり、白髪が増える現象は、体をがんから守るための防衛機構としての側面を持っていたというのだ。

 ところが、紫外線や化学的な発がん物質といった発がん性のストレスを受けた場合は異なる反応を示す。発がん性のストレスは、細胞の周囲の環境(微小環境)に働きかけ、異常な細胞を排除しようとする老化プログラムを抑制してしまう。その結果、DNAに深い傷を負った危険な細胞が取り除かれずに組織内に残り、そのまま自己増殖を始めてしまうことで、将来的ながん発症の起点となる細胞が生み出されることが実験で証明された。

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