投稿者: | 2026年5月16日

OpenAIの最高収益責任者であるデニス・ドレッサーは、アントロピックが300億ドルを発表した1週間後の4月13日、従業員宛に4ページにわたる社内メモを送付した。このメモでは、AWSとGoogle Cloudを経由する収益を総額で計上すべきか、パートナーの取り分を差し引いた純額で計上すべきかという会計上の問題により、アントロピックの数字は約80億ドル過大計上されていると主張した。

Anthropic社は、価格設定は自社が行い、クラウドプロバイダーは流通チャネルであるため、総額表示は正しいと主張している。一方、OpenAI社は、それは積極的な会計処理だと反論している。

どちらの立場にも一理ある。会計基準は実際にはどちらの解釈も認めており、この問題は最終的にアントロピック社がS-1登録届出書を提出した際に決着がつくことになるだろう。

最高収益責任者(CRO)が競合他社の収益認識方法について4ページにわたる社内文書を従業員に送るというのは、通常の競争行動とは言えません。この文書が存在するのは、「Anthropicに追い抜かれた」という事実が社内の士気に大きな影響を与えたため、経営陣が直接的かつ詳細な対応が必要だと判断したからです。全社員会議で従業員から不快な質問が投げかけられた時、このようなメモを書くものです。このメモは、どんな収益数字よりもOpenAIの社内の状況を如実に物語っています。

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