投稿者: | 2026年7月2日

コーエンは当初から検索機能のないアプリを開発し、コンテンツの発見にはサードパーティのウェブサイトを利用した。また、ユーザーが他のBitTorrentクライアントを見つけてコンテンツを交換できるようにするための中央サーバーも運用せず、その役割をいわゆるトラッカーサーバーに委託した。BitTorrentファイル共有専用のウェブサイトは、ダウンロードごとにメタデータファイル(トレントファイル)を提供し、それがユーザーをトラッカーサーバーに誘導し、トラッカーサーバーがユーザー同士をマッチングさせて共有を容易にした。簡単に言えば、BitTorrentは人々がデータを交換するためのアプリだったが、開発者はそのデータが何であるかを知る術がなかった。この構造によって、コーエンと彼が後に設立する会社は法的責任から効果的に守られた。今日に至るまで、BitTorrentはハリウッドや大手レーベルから訴訟を起こされていない唯一の主要なファイル共有ソフトウェアの発行元である。しかし、コーエン氏は、コンテンツ検索とクライアント発見をアウトソーシングするという決定は、主に巧妙な法的策略ではなく、単なる必要性からだったと主張している。結局のところ、彼はたった一人だった。

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