投稿者: | 2026年8月1日

Anthropic社には弁護士、ロビイスト、広報担当者といった専門チームがいる。彼らは自社の知的財産を守るために頼れる人材を多数抱えている。一方、彼らの学習データに作品が使われてしまった個々のアーティストやクリエイターなどは、そうした利点を一切持っていない。

彼らがその軍隊を使って自社の商業上の優位性を守ろうとするのは当然の権利だが、彼らは私たちとは全く異なるゲームをしている。彼らは被害者ではないし、自分たちの論理が自分たちに跳ね返ってきた時に被害者ぶるのは少々厚かましい。

訓練データがフェアユースであるならば、蒸留もフェアユースであるという論理的な結論が導き出されるはずです。そして、蒸留が窃盗であるならば、訓練データも窃盗であるという結論が導き出されるはずです。両方を手に入れることはできません。どちらか一方を選ばなければならないのです。

そして実際、彼らは自分たちの定義によれば、すでに窃盗を選んでいるのだ。

AI業界に完全に無垢な人間などいない。誰もが、トレーニングデータという原罪によって、多かれ少なかれ汚染されている。AIの基盤全体が借り物の上に成り立っており、データ蒸留について議論したところで、その事実は変わらない。だからといって、AIを完全に放棄する必要はないと思うが、被害を受けたAI研究機関の憤りを、鵜呑みにしてはいけない。

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