ウラジーミル・プーチンのメディア戦略家だったヴラディスラフ・スルコフは、恐るべき効果的な戦術を持っていた。彼は、プーチンに公然と反対するグループのいくつかに密かに資金援助をしていると発表したが、どのグループが偽物なのかは明かさなかった。つまり、どのグループも偽物である可能性があり、反対派に関する議論は必ずその信憑性をめぐる論争に発展する恐れがあった。何でも嘘である可能性があり、したがって、必ずしも真実であるものはない。プーチンの手法は、嘘を信じ込ませることではなく、何も真実だと信じさせないようにすることなのだ。