円の低評価はバンク・オブ・ニューヨーク・メロンのジェフ・ユー首席戦略家の「カツカレー指数」にも現れている。ユー氏は英エコノミストの「ビッグマック指数」に着眼し、日本のカレーチェーン「CoCo壱番屋」の国別カツカレー価格を比較した。
購買力平価(PPP)の原理で日本と米国の価格が同じになる為替相場を逆算した結果、適正円ドル為替相場は1ドル=62.18円だった。ビッグマック指数の80.3円、経済協力開発機構(OECD)購買力平価の約97円よりも低く、円がより大きく低評価されたと分析した。ユー氏は「他の高所得国と同様の購買力水準を回復するには円はいまよりはるかに強くならなければならない。カツカレーやラーメン1杯の価格さえ手が出なくなるほどになれば政策転換への要求も大きくなるだろう」と話した。