「米菓(米の菓子)なのだから原材料は米だ。新潟は米の産地として有名だから調達コストの観点から新潟のメーカーが多いのではないか」
このように考える人が多くいると思います。原材料名を確認してみてください。例えばせんべいなら「うるち米(国産、米国産、中国産)」など、複数の国のうるち米をブレンドして製造している商品がたくさんあるのがわかると思います。また、米菓製造に使用するうるち米や餅米は、主食として食べるそれらよりも安価で取引されるため、新潟ではあまり好んで生産されていないのが実態だそうです。
1964年ごろまでは東京や大阪で本社を構えるメーカーの生産量が多く、新潟のメーカーの生産高は全国3位の位置づけでした。
新潟県は1958年、公設試験研究機関「新潟県農業総合研究所食品研究センター」を設立し、新潟県内の米菓メーカーが加盟社になっている「新潟県米菓工業共同組合」と連携することで米菓産業の育成を図りました。
米菓に対しここまで積極的に産業育成を図った地方自治体は新潟県以外ではありません。