僕がこれまで手掛けてきた女の子たちが主役の音楽モノって、学校の中の話なので卒業すると終わっちゃう話ばかりだったんです。ただ、 人生は卒業式で全て終わりじゃないですよね。そう思った時に、なんとなく自分の宿題として、「卒業式の先」を書かなければという気持ちがあった。

本作はそれにちょっと手がついた気がするんです。「卒業の先」というのは、つまり社会と立ち向かうということですね。何にも守られていない自分だけで、社会と向き合わなきゃいけない瞬間が来るわけで、そこを盛り込むことで、自分としては一歩新しいところに踏み出せたなと思います。

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