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世界が関係で構成されているなら、いかなる記述もその外部から来るものではない。世界の記述は、究極的には、すべて内部から来る。それらはすべて一人称である。世界に対する私たちの見方、世界の内部に位置する私たちの視点は特別なものではなく、量子物理学、したがってすべての物理学が基づいているのと同じ論理に基づいている。私たちが物事の全体を想像する場合、私たちは宇宙の外部にいて、そこから宇宙を見ていると想像している。しかし、物事の全体に「外部」はない。外部の視点は存在しない視点である。世界のすべての記述は、その内部からのものである。外部から観察される世界は存在しない。存在するのは、部分的で互いに反映し合う世界に対する内部の視点だけである。世界はこの視点の相互反映である。