私たちに疲労感を覚えさせる、通常は脳内の受容体と結びつく化学物質、アデノシン(訳注:DNAやRNAの塩基として、遺伝情報のコードに用いられるなど、生体内で重要な役割を担う)と似たような構造をカフェインは持っている。だけど私たちがコーヒーや紅茶などを飲むと、カフェインは、アデノシンの代わりに受容体と結びつき、アデノシンをブロックし、私たちを安まらなくさせるのだ。
コーヒーを飲めば飲むほど、脳内でより多くのカフェインによる受容体がつくり出され、結果、カフェインが多ければ多いほど、あなたはより安まらなくなる。
カフェインを断つと気分が悪くなるのは、カフェインがもはやブロックできないほど受容体を増大させ、通常よりもずっと多くのアデノシンが脳に流れ込むからだ。これは私たちをとても疲弊させるだけでなく、血管を広げさせ、これが頭痛のトリガーとなる。
朗報は、もしもコーヒー断ちを続ける、または1日に1、2杯の適切な量を守り続ければ、受容体の数は通常のレベルにまで下がり、辛い気分から解放されるということ。
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