──花田さんは長く第一線で活躍されてきた中で、脚本を書くことに対して手応えを感じられたことというのはありましたか。
花田 感覚は全く無いです。下手くそなのによく仕事をくれるなとずーっと思って毎回書いています。シナリオライターってよく考えると不思議な仕事なんですよね。だって、(原作物の場合)原作があってそれをシナリオにしてくれという仕事は、実はありそうであって意外とない。そういう意味では、自分の中にないものをインプットしてアウトプットするということができる仕事でもあるんです。そこで原作という外から入ってくる作家性とか価値観というのはすごくためになるし、自分をリフレッシュさせてもくれる。なるほど、こういうやり方もあるのかと。また、自分が納得できない展開でも、アニメ化されるほどの原作なんだからそこにはきっと何かあるんだろう、それは何だろうと探るようなことも多いですし。それができるのはこの仕事のメリットだと思っています。
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