ソーシャルメディアの「専門家」と呼ばれる人たちは、実際にはソーシャルメディアが得意ではないことが多い。私は長年にわたり、数多くの専門家にインタビューしてきたが、その中でも意外なケースの一つが、彼ら自身がソーシャルメディアを実際に使っていない、あるいはどのプラットフォームでもコンテンツを一切作成していないことだ。「お気に入りのプラットフォームは?」と尋ね、その人のプロフィールを調べると、フォロワーが200人程度しかいない。そんな人は私なら即不採用だ。なぜこんなことがよくあるのだろう?ソーシャルメディアの仕事は、何かを構築することよりも、永続させることに重点が置かれていることが多い。彼らは分析ツールの使い方を知っていたり、ソーシャルメディアで機能するように動画を編集したりできるかもしれないが、実際にはゼロからアカウントを成功させた経験はない。むしろ、こうした専門家の多くは、フォロワーを全て買収した大手ブランドのアカウントで働き、取るに足らない投稿を毎日投稿しているだけなのだ。その専門知識を活かして、彼らはどこか別の場所で同じことをするために雇われるのだ。

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