アイフィンガーガエルのオタマジャクシは、樹木のくぼみにたまった茶わんほどの水中で育つ。一般にオタマジャクシはふんに含まれる有毒物質アンモニアの水中濃度が高くなると、死ぬことが知られている。

 カエルの姿になった直後にふんをするまで、アイフィンガーガエルが腸内にふんをため込んでいることを突き止めた。また、他のカエルと比較し、オタマジャクシの間のアンモニアへの耐性も高かったことから、小さな水場という生息環境でも、アンモニアの排出を抑え、耐性を高めるという二つの戦略で生存率を向上させていることが考えられるという。

 アリやハチでも幼虫がふんをせず、狭い巣を清潔に保っている。

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