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貧困層がいなくなると、GDPの成長は必然的に鈍化する。成長はS字カーブを描くが、右に行くほど無限大となる。生物学的には、物事は飽和するか、少なくとも減速する傾向がある。貧困層を輸入する必要があるよりも、人々を貧困から救い出しているときに急速な成長を遂げる方が簡単だ。問題は、債務負担のために各国が成長を減速する余裕がなくなることだ。残念ながら、各国は人々と同様、貧しいとき、つまり借金をする必要がないときよりも、豊かなときに借金を増やしがちであり、その結果、借金のスパイラルに陥る。
(私たちが今生きている世界。…年次総会での講演 | ナシーム・ニコラス・タレブ | 2025年9月 | Mediumから)
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