しかし、私たちが多くのホワイトカラーの仕事、つまり若い卒業生が就いているような仕事、例えばリーガルアシスタントやジュニア弁護士が就いているような仕事が実際に失われていると仮定しましょう。これらは概ね、過去30～40年で仕事が大幅に増加した人々のグループです。そして、それが大学がこれほど急速に拡大した理由の一つでもあります。アメリカでは既に巨大な大学システムがあったため、それほどではありません。しかし、イギリスでは、私がよく言うのですが、私が大学に通っていた頃は、その世代の5%しか大学に進学していませんでした。今では40%です。これは、こうした仕事が急増したためです。ですから、もし非常に不幸な、教育を受けた人々が、自分たちが得ることになるよりも良い生活を期待していて、しかもその多くの人々がすでにかなり不幸だとしたら、もしそれが起こった場合、すでにそのような影響に苦しんでいる社会に、非常に困難な社会的、政治的影響を及ぼす可能性があるように私には思えます。