「配送サービスプラットフォーム」（DSP）事業の立ち上げに誘われる「起業家」たちだ。

DSPを始めるには、多額の借金をしてバンを購入し、Amazonの厳格な仕様に合わせて改造します。バンには内外装のセンサーやカメラを搭載し、Amazonのロゴで塗装し、棚などのインフラ設備もAmazonの厳格な仕様に合わせて装備します。次に、従業員を雇用します（雇用する従業員の決定権はAmazonに委ねます）。そして、Amazonのトレーニング教材を使って従業員をトレーニングします。従業員をAmazonのプラットフォームに登録し、Amazonは従業員のモニタリングと評価を行います。そして、荷物1個あたり0.10ドル、あるいは0.50ドル、あるいは0.00ドルといった報酬を受け取ります。報酬額はすべてAmazonの独自の裁量で決定されます。