高品質なコードであっても、完璧とは程遠いものです。Microsoftアプリケーションは、社内テストにおいて1KLOCあたり平均10~20件の欠陥がありました。Coverityが「品質のベンチマーク」とみなすLinuxカーネルは、現在でも1KLOCあたり0.59件の欠陥を維持しており、これは760万行のコードベースで約4,484件の欠陥に相当します。⁸ NASAのスペースシャトルソフトウェアは、おそらく史上最も厳格な開発プロセス(コード行あたりのコストが1,000ドルを超えるのに対し、業界平均は50ドル)を特徴としていますが、1KLOCあたり約0.1件の欠陥を達成しました。これは非常に低い数値ですが、それでもゼロではありません。