引用ジャングルは同名のTumblrページからインポートしています

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  • AIが多くのコーディング作業を代替するようになると、ソフトウェアエンジニアはすぐに他のスキルを身につける必要に迫られるかもしれない。これは、アマゾンウェブサービスのCEO、マット・ガーマン氏が語った言葉で、。「今から24カ月後、あるいはもう少し先のことを考えると――いつになるかは正確には予測できないが――ほとんどの開発者がコーディングをしていない可能性がある」と、述べた。

    「コーディングは、コンピューターと話す言語のようなものだ。必ずしもそれ自体がスキルというわけではない」と同氏は述べた。

    「スキルそのものは、どのように革新を起こすか、エンドユーザーが興味を持って使えるものをどのように作るか、といったことだ」

    「それは、我々一人ひとりが、顧客が何を求めているのか、そして我々が実際に構築しようとしている最終的なものは何かということについて、より一層理解を深める必要があるということを意味する。なぜなら、座って実際にコードを書くという仕事よりも、それが仕事内容としてますます重要になるからだ」と彼は語った。

  • 米国におけるコンピュータープログラミングの仕事は過去2年間で4分の1以上減少し、労働統計局が追跡している420以上の仕事の中で、最も打撃を受けた10の職業の1つとなり、人工知能が労働者に取って代わる最初の具体的な証拠を示している可能性がある。

    このタイミングは、OpenAIが2022年後半にChatGPTをリリースする時期と一致する。人類学の研究者は、人々がプログラミングタスクを実行するためにAIを使用するのは他のどの仕事よりも多いことを発見したが、ユーザーの57%は作業を自動化するのではなく、拡張するためにAIを使用している。「ヒステリックにならずに言うと、プログラミングの失業率の急上昇は、少なくとも部分的には、AIの初期の目に見える労働市場への影響のように見える」

  • ジェフ・ベゾスがAmazonの創業時に掲げた理念は「あなたの利益は私のチャンス」だった。これは典型的な破壊のシナリオ――業界の既存プレーヤーよりも少ない利益で満足する。低価格で彼らの顧客を奪い、急成長して、さらに利益率を削りながらも量でカバーする機会を見つける――だった。ベゾスはこれをフライホイールと呼び、どんどん速く回転して、より多くの産業を飲み込んでいくと説明した。たしかにそれはうまくいった。

    もちろん、そのフライホイールの目的は価格を下げることではない。Amazonはペーパークリップ・マキシマイザーAIのようなもので、最大化したいのは利益だ。そして最大利益への道は、コストゼロの商品に無限の価格を付けることである。無限の価格と支払わなくていい賃金――これがAmazonの二つの極北だ。Amazonの倉庫労働者に業界平均の3倍もの怪我を負う作業をさせる必要はないが、労働者に怪我を負わせる方が安全に働かせるよりも安上がりである。ライバルを打ち負かし、米国消費者の過半数を獲得すると、Amazonは価格を引き上げ、市場支配力を使って他のすべての企業にも彼らの価格を引き上げるよう強制した。

  • あなたのEchoはあなたの所有物であり、あなたはそれに対価を支払った。あなたは製品に金を払ったが、それでもなお、あなた自身が製品なのだ。

    さて、Amazonは、あなたのEchoがそのデータセンターに送信する録音は、AIサーバで処理された直後に削除されると主張している。Amazonはこのような約束を以前にもしていたが、それらは嘘だった。Amazonは最終的に、その従業員と様々な海外の請負業者が秘密裏に何百万もの録音を与えられ、それを聴いてメモを取っていたことを認めざるを得なかった。

    さらに時には、Amazonはこれらの録音をインターネット上のランダムな人々に送りつけていた。

  • 米国の消費者プライバシー法は信じ難いほど時代遅れだ。議会は1988年以来、消費者プライバシー法を可決していない。当時のビデオプライバシー保護法は、レンタルビデオ店の店員があなたの借りたVHSカセットを開示することを禁止した。それが議会が考慮した最後の技術的プライバシーの脅威なのだ。

  • Amazonが無線経由であなたのEchoの内蔵をかき回した後、あなたのEchoの内部に入ってソフトウェアを元に戻すツールをあなたに提供することは、誰にも許されないのだ。確かにそれはあなたの所有物だが、それに対する唯一かつ専制的な支配権を行使するには、ファームウェアへのアクセスを制御するデジタルロックを破らなくてはならず、それは初犯でも5年の懲役と50万ドルの罰金が科される重罪なのである。

    Echoはインターネット接続デバイスであり、所有者を敵と見なし、所有者の利益に反してでも製造者による無線経由のアップデートを容易にするよう設計されている。

  • Amazonの株価収益率は途方もなく高く、Targetを始めとする小売業者のおよそ3倍だ。この灼熱の株価収益率を支えているのは、Amazonがこれからも成長し続けるという投資家の信念である。極めて高い株価収益率を持つ企業は、成熟した競合他社に対して圧倒的な優位性を持つ――彼らは現金ではなく株式でものを買うことができるからだ。人材獲得や企業買収にしても、Amazonはその極めて価値の高い成長株でオファーを水増しできる。株式ではなく現金でものを買わなくて済むことは強力な武器だ。なぜなら、現金は稀少で外部由来(顧客などから獲得しなければならない)なのに対し、新たなAmazon株はスプレッドシートにゼロを打ち込むだけで生み出せるからだ。

  • 3月28日から、すべてのAmazon Echoデバイスは音声のオンデバイス処理を停止し、聞き取ったすべての音声をAmazonのクラウドへと送信する。これまでクラウド処理をオプトアウトしていたユーザに対しても、この変更は強制される。

  • Appleを見てみよう。ティム・クックは2011年にCEOに就任した。Appleの取締役会が創業者スティーブ・ジョブズの後継者として彼を選んだのは、品質管理を損なうことなく、同社の伝説的な華々しい発表会前に情報漏えいを起こさずに、Appleの生産を中国の請負製造業者に移管する方法を見出した人物だったからだ。

    今日、Appleの製品は「iPhoneシティ」と呼ばれる中国・鄭州の巨大なFoxconn工場で製造されている。これらのデバイスは完璧な状態でロサンゼルス港に到着し、最高の精度で製造され、PRリークとは無縁だ。

    このような奇跡的なサプライチェーンを実現するために、ティム・クックがしなければならなかったのは、iPhoneシティを生きた地獄に変えることだけだった。そこでの労働は悲惨を極め、ティム・クックの搾取工場によって追い詰められた労働者たちが自ら命を絶とうとして飛び降りる体を受け止めるため、自殺防止ネットを作業員寮の周りに設置する必要があったのだ。

  • テック企業の上層部が恐れていない労働者をどう扱うかは、すでに見てきた通りだ。ジェフ・ベゾスを見てみよう。彼の倉庫で働く労働者は全国平均の3倍の割合で仕事中に怪我をしている。配送ドライバーはペットボトルに排尿せざるを得ず、AIカメラによって監視され、目が規定の向きから外れていたり、運転中に口を開けすぎたりすると密告される。同社の方針ではラジオに合わせて歌うことさえ禁止されている。

    一方、Amazonのプログラマーはピンクのモヒカン、顔のピアス、ボスが理解できないことが書かれた黒いTシャツを着て出勤できる。彼らは好きな時にトイレに行ける。ジェフ・ベゾスはテックワーカーに特別な愛着があるわけでも、倉庫作業員や配送ドライバーに特別な憎しみを抱いているわけでもない。彼は単に許される限り労働者を酷く扱っているだけだ。つまり、ペットボトル尿瓶はプログラマーたちにも近づいているということだ。