書簡は、マイクロソフトのある研究も引いている。AIが有害タンパク質バリアントを7万5000種超作成し、それらが世界規模でスクリーニングを回避したという内容だ。
合成生物学企業は、カスタム遺伝子配列の「プリント」を専門としており、顧客から送られたデジタル設計図に基づいてヌクレオチドを使用しカスタム配列を作成する。顧客は企業のウェブサイトを通じて希望するDNA配列を含むデジタルファイルを提出し、企業は物理的な遺伝物質を顧客の住所に発送する。もし誰かがAIを使って危険なウイルスを設計すれば、その遺伝コードを通信販売で注文し、物理的な生体材料を自宅の玄関先まで届けさせることができてしまう。
この穴を塞ぐため、連合は、合成生物学企業に対し、顧客の身元確認、危険物質の有無に関する遺伝子配列のスクリーニング、購入記録の厳格な保存を求める、単一で盤石な連邦基準を望んでいる。万一すり抜けが起きた際に、捜査当局が追跡できる記録(ペーパートレイル)を残すためだ。