現在、全米の高校生や大学生が、数学の宿題を解く生成AIを搭載した無料のスマートフォンアプリを試している。なかでも人気なのがすでに数百万回もダウンロードされているアプリ「Gauth」だ。Gauthの親会社はTikTokと同じで、バイトダンス(字節跳動)である。

Gauthが公開された2019年当初、数学の問題を解くことが主な機能だったが、その後すぐに化学や物理学などほかの科目にも対応した。

アプリをダウンロードしたら、スマートフォンのカメラを宿題のプリントや手書きした問題に向け、必要な情報が枠内に収まるようにする。あとはGauthのAIモデルが問題の詳しい解き方を表示してくれ、導き出された回答も大半は正しい。

とはいえ、高校レベルの代数や幾何学の問題で試したところ、GauthのAIはA+の成績を収めることはできなかった。特にグラフに関連する問題で苦戦していた。ただし、高評価のCから低評価のB程度の成績を収められるほどには正確である。

ただしこのアプリは、例えば「Calculus 2」(微分積分学の応用)」ような、より高度な数学の問題には答えられなかった。

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