鬼頭:究極的にいえば、そのキャラクターが抱いている感情って、その状況に置かれているそのキャラじゃなければわからないじゃないですか。だけど、私たちはそのキャラクターの感情を表現しなければいけない。そのときに、自分が「それに近い感情になったことがあるかどうか」ってすごく大事だと思うんですよ。
感情ってただ「幸せ」「悲しい」とか一つの単純な感情じゃなくて、「楽しいけどどこか不安」「怖いんだけど頼る」とか、もっと曖昧で白黒はっきりしていない感情がたくさんあるじゃないですか。
そのキャラと、まったく同じ感情にならなくてもいいけど、近い感情になったことがあるかどうかで、自分の中でそのキャラに対する解像度が変わる気がするんです。
だから、私自身が私生活でたくさんの経験をして、いろいろな感情になること。つまり、「人生を豊かに過ごす」ことが、声優にとっては大事だと思います。自分の中にないものは、お芝居にも出てこないから。
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