音楽業界に登場したAIを、エレキギターやサンプリングの到来のように例えている。

「曲づくりや制作の側面から考えると、わたしたちはいま、かつて見たこともないような何かに変わる転換点にいるのかもしれません」

コード進行をAIに読み込ませ、ピンク・フロイドのように感情的な進行を続けるように指示したところ、予想外のメロディーが出力された。

「生成されたものはこれまで聴いたことがありませんでした。人間が普通では思いつかないようなところに着地していたのですが、なじみある何かにルーツがあったようにも感じます」

「いい曲だと思いましたよ」

特定のドラムの音色に(例えばメタリカのように)合わせたイコライジングをするようAIに将来的に指示するようになるのか疑問に思っている。もしくは、メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒの演奏を模倣した音をAIがいつの日か生成できるようになり、マイクを配置して録音したドラムの音よりもいい音を収録できるようになる日が訪れるか疑念を抱いているようだ。

「もちろんこんな話は誰にとっても恐ろしいことですが、きっと現実になるでしょうね」

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