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MDR-M1と、MDR-M1STは40mm径のドライバーユニットを搭載していること、再生周波数帯域が5Hz~80kHzと超広帯域であること、音響設計者も同じなど共通点も多いが、音質面ではリファレンスとなったスタジオに大きな違いがある。

MDR-M1では、ニューヨークにあるPower Station at BerkleeNYCがリファレンスとされたのに対し、MDR-M1STは東京・港区にあるソニー・ミュージックの乃木坂スタジオがリファレンスとなっている。

そのため、人の声に重点を置くことが多いJ-POPで使われるMDR-M1STは中域、声がより近く聴こえるような設計を採用。

それに対し、今回のMDR-M1では低域のバスやハイハットなど、打ち込みも含めて低域から高域の伸びまで見通せるようなサウンドを目指したとのこと。「sやtの発音が鮮明に聞こえて欲しいという言語の違いによるニーズにも応えた」という。

MDR-M1のほうがMDR-M1STよりもボーカルがクリアで、ベールが1枚剥がれたような解像感の高さ。曲中のクラップも、MDR-M1のほうがパワフルに感じられた。

一方で、J-POPの女性ボーカル曲を聴いてみると、MDR-M1ではボーカルが浮かび上がりすぎて、前に飛び出しているようなイメージ。MDR-M1STでは、適度にボーカルが前に出つつ、楽器隊のサウンドとのバランスも良く感じられた。

また、MDR-M1と空間オーディオのミックス用に開発されたMDR-MV1と聴き比べてみると、MDR-MV1のほうがさらに低域がパワフルで、ボーカルとの距離も近くなる。より音楽の迫力を楽しめるのはMDR-MV1に感じられたが、サウンドがかなり“濃いめ”にも感じられるので、長時間のリスニングでは聴き疲れしそうな印象もあった。

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