ディズニー映画で物語が変更された場合(白雪姫/アナと雪の女王、ラプンツェル/塔の上のラプンツェル、リトル・マーメイドなど)、それは通常2つの理由があるんだ。まず、実用的なプロットのため。例えば、アナと雪の女王の場合、ディズニーは40年代から「雪の女王」の翻案を作ろうとしてたんだ。約70年間、断続的に取り組んで、全然うまくいかなかったんだよね。雪の女王を「ゲルダ」の妹にしたら、脚本家たちの間で話が進み始めたんだ。2つ目の理由は、確かに、若い子供たちを映画に連れて行くアメリカの親たちに受け入れられるように物語を浄化するため(ラプンツェル/塔の上のラプンツェル)とか、物語の悲しい結末をハッピーエンドに変えるため(リトル・マーメイド)なんだ。どちらの場合も、物語が果たしていた機能を損なうことはないんだ。だって、おとぎ話の目的と意味は流動的なんだから。