ハーマンミラー社は、最高の家具デザインは家具デザイナーによってではなく、多種多様な製品をデザインし、その幅広いデザイン経験を家具デザインに生かせる工業デザイナーによって生み出されると信じていました。20世紀には、同社の家具の多くは、20世紀の工業デザイナー第1位に選ばれたチャールズ・イームズによってデザインされました。しかし、彼はハーマンミラー社の社員ではありませんでした。同社は家具デザインを彼に外注していたのです。伝説的なアーロンチェアのデザインも同様で、ビル・スタンフとドン・チャドウィックという2人のデザイナーがそれぞれ小さな会社を経営しており、彼らに外注されていました。ハーマンミラー社は、工業デザイナーを説得して同社で働いてもらうと、そのデザイナーは時とともに家具デザインにおいて革新性を失うと考え、より多くの価値を生み出すためにその活動を外注しました。そしてそれが功を奏したのです。