世界中の親は、スマートフォン、タブレット、ソーシャルメディア、ビデオゲームなど、スクリーンを使った活動に日々奮闘する子どもたちの「みんな持ってるの!私だけ置いてけぼり!」というお決まりの言葉を耳にしたことがあるでしょう。そして、子どもたちの言うことは概ね正しいのです。ほとんどの人が持っている今、誰もが自分も持たなければならないと感じているのです。これは、経済学者が「集団行動の罠」と呼ぶものの完璧な例です。集団行動の罠とは、誰もが結局は最適ではない行動をとってしまうことです。なぜなら、自分だけがより良い行動を選べば、実際にはさらに悪い結果になってしまうからです。
集団行動の罠から抜け出すには、集団で行動することが大切です。もしほとんどの家庭が14歳になるまで基本的な携帯電話しか与えなければ、13歳の子どもは「でもiPhoneを持っていないのは私だけ!」とは言えなくなります。もしほとんどの家庭が16歳になるまで子どもにソーシャルメディアのアカウント開設を許可しなければ、それ以下の年齢の子どもがソーシャルメディアのアカウントを開設しなければならないというプレッシャーも軽減されるでしょう。