投稿者: | 2026年1月13日

袁煕の妻だった美女、甄氏(甄洛〈しんらく〉)です。『三国志』魏書・后妃伝によれば、曹操軍が袁家の本拠地であるギョウを攻略した際、その美貌に目をつけた曹丕が彼女を妻にしたとのこと。そして甄氏が産んだのが、魏の二代皇帝 曹叡(明帝)です。

 ここで古くから囁かれてきた異説があります。それは「曹叡の実父は曹丕ではなく、袁煕ではないか?」というもの。

 その根拠として挙げられるのは曹叡の没年齢です。『三国志』魏書 明帝紀に記された曹叡の没年は景初3年、つまり西暦239年です。そして享年は36歳でした。曹叡の誕生年は西暦204年(建安9年)になります。ところが曹丕が甄氏を手に入れたのは西暦204年の8月以降です。

 つまり曹丕が甄氏を手に入れてからすぐに曹叡が生まれたことになります。ここに曹叡の実父は袁煕ではないか、という異説が生まれる余地があるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です