投稿者: | 2026年3月24日

オーストリア出身の開発者、ピーター・シュタインベルガーは、13年間かけてPDF会社を立ち上げ、Appleが社内で利用するビジネスへと成長させた経験を持つが、2025年11月に週末プロジェクトとしてOpenClawを開発した。これは、自分のコンピュータ上で動作し、メッセージングアプリ(WhatsApp、Telegram、Slackなど)に接続し、あらゆるAIモデルを使って、メール、財務、スケジュール管理、コンテンツ作成、スマートホーム制御など、指定したあらゆる作業を自動化できるオープンソースのAIエージェントだった。端末上で動作するコーディングツールであるClaude Codeとは異なり、OpenClawは24時間稼働する汎用デジタルアシスタントとして設計された。

彼はそれを Clawdbot と名付けた。Anthropic が商標登録の申し立て(「Claude」に近すぎる)をしたため、彼はそれを Moltbot と改名し、その後 OpenClaw と改名した。1 月下旬に Moltbook のブームもあって、それは爆発的に広まった。その普及数は信じがたいほどで、72 時間で 60,000 の GitHub スターを獲得し、60 日で 250,000 に達し、React(243,000 に達するのに 10 年かかった)を追い抜き、GitHub で最もスターを獲得したソフトウェア プロジェクトとなった。

そして、何百万人もの人々が自分のコンピューターに完全にアクセスできる強力な自律型エージェントをインストールした際に予想されるような問題が発生した。

セキュリティ研究者たちは数週間以内に、たった1つの悪意のあるリンクによって攻撃者が被害者のマシンを完全に制御できることを発見した。脆弱性は単純明快で、OpenClawはURLに埋め込まれた任意のサーバーアドレスに許可を求めることなく接続し、その過程で認証情報を漏洩させていた。また、OpenClawのプラグインマーケットプレイスの監査では、コミュニティから提供されたプラグインの約8分の1にマルウェアが含まれていることが判明した。その後の調査では、1,400以上のプラグインに悪意のあるコードが、3分の1以上のプラグインにプロンプトインジェクション攻撃が仕掛けられていることが明らかになった。

2月14日、スタインバーガーはOpenAIへの入社を発表した。サム・アルトマンは彼を「天才」と称賛した。OpenClawはオープンソース財団に引き継がれた。その後、これまでのどの技術革新サイクルでも考えられなかったようなスピードで、争奪戦が繰り広げられた。

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