投稿者: | 2026年5月3日

ファーストパーティデータとは、顧客とのやり取りを通じて得られるデータのことです。例えば、取引記録、クリックストリーム、メールのクリック履歴、1週間に3回以上アクセスした商品ページなどが挙げられます。これらのデータは、顧客に明示的に尋ねたものではなく、自社が管理するプラットフォーム上での行動から推測したものです。

ゼロパーティデータとは、顧客が意図的に(自己申告で)提供したデータのことです。マーケティングコミュニケーションの受信に関する同意、設定した設定、配信頻度、自己申告した製品カテゴリなどがこれに該当します。これらは、あなたが尋ね、顧客が意図的に回答したものです。

この区別が重要な理由は、AIシステムがこれら2種類のデータタイプを同じように処理しないためです。ファーストパーティの行動データにも確率面が存在する可能性があります。ゼロパーティの宣言データはシグナルです。最新のAI意思決定エンジンはシグナルを重視します。なぜなら、シグナルは行動推論では不可能な方法で不確実性を圧縮するからです。

昨年3月にサイズ10のランニングシューズを購入したことを知っている小売業者は、ファーストパーティデータを持っています。一方、あなたがハーフマラソンのトレーニングをしていること、クッション性の低いシューズを好んでいること、平日の夜に買い物に行くことを(あなたが伝えたため)知っている小売業者は、(豊富な)ゼロパーティデータを持っています。後者の小売業者は、前者よりも明らかに優れたパフォーマンスを発揮するAIパーソナライゼーションエンジンを導入できます。アルゴリズムは同じでも構いませんが、入力データは異なります。

これは、マーケティングにおける質の高いAI成果を実現するための運用基盤となるものです。しかし同時に、ほとんどのマーケティング組織がまだ構築していない基盤でもあります。

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