複雑な設計における最後の摩擦要因は政治的なものです。ソフトウェアを購入する人と、実際にそれを使用する人は滅多にいません。これが設計プロセスに大きな緊張を生み出します。
購入者は通常、経営幹部または部門長です。彼らはダッシュボード、レポート作成、コンプライアンス、および管理を重視します。高レベルの指標を確認したいと考えており、プロセスの標準化を徹底したいと考えています。
ユーザーは現場で働く従業員です。彼らはスピード、柔軟性、効率性を重視します。ダッシュボードを経由せずに、すぐに業務に取り掛かりたいと考えています。また、それぞれの状況に合わせてワークフローをカスタマイズしたいと考えています。
購入者だけを念頭に置いて設計すると、現場のユーザーが嫌がり、導入を拒否するようなレポートツールができあがります。ユーザーだけを念頭に置いて設計すると、柔軟性はあるものの、管理体制が不十分なため経営陣から信頼されないツールができあがります。