投稿者: | 2026年7月10日

私は薬局管理システムの開発に携わっていました。薬剤師は処方箋の確認を担当していました。投与量の確認ミスは命に関わる可能性がありました。当初のユーザーインターフェースでは、処方箋の詳細と確認ボタンが表示されていました。薬剤師が確認ボタンをクリックすると、システムは記録を保存しました。キャンセルボタンをクリックすると、保存されませんでした。問題は、薬剤師が長時間勤務をしているため、無意識のうちに確認ボタンをクリックしてしまうことがよくあったことです。

操作方法を再設計しました。確認ボタンを完全に削除し、代わりに必須のテキスト入力欄を設けました。薬剤師は、処方箋と一致することを確認するために、正確な投与量を入力欄に入力する必要がありました。一致しない場合は、システムは確認を許可しません。

薬剤師たちは当初、作業が遅くなったと不満を漏らしていた。しかし、1か月以内に確認ミスはゼロになった。投与量を入力するという手間が、医療ミスという致命的な事態を防ぐことになったのだ。

UXにおけるエラー防止とは、意図的に摩擦を生み出すことを意味します。危険な操作に対しては段階的な情報開示を行い、不可逆的な変更には二重確認を要求し、システムロジックを用いて異常を検知することを意味します。例えば、ユーザーが通常よりも大幅に高額な請求書を処理しようとした場合、システムは処理を一時停止し、正当性を説明するよう求めてから送信を許可すべきです。

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