2017年、トランプ大統領が訪問した中国は、まだ発展途上国と自称し、アメリカを必要としていたが、アメリカは中国を必要としていなかった。しかし、もはやそんな国は存在しない。中国のGDPは54%も大きくなっている。海軍は370隻の戦闘艦を擁し、アメリカの296隻を上回り、世界最大規模となった。中国は2015年から2023年の間に78隻の軍艦を増強したが、アメリカは20隻にとどまった。昨年、中国の造船会社1社が生産したトン数は、第二次世界大戦以降のアメリカ造船業界全体の生産トン数を上回った。一方、DeepSeekは、チップ制御で中国のAI開発の野望を抑え込めるという前提を覆した。そして、2017年には権力基盤の強化を図っていた習近平は、その後任期制限を撤廃し、自らの将軍たちを粛清した。目の前の人物は市場アクセスを求めているのではなく、多くの主要市場を支配しているのだ。例えば、再生可能エネルギー分野では、中国は世界の電気自動車、太陽光パネル、バッテリーの70~80%を生産している。習近平は、汎用人工知能の最先端に急速に迫るAIエコシステムを構築し、世界のレアアース鉱物の90%を加工している。