投稿者: | 2026年8月6日

当初、特定の破壊的操作に対して無制限の取り消し履歴を実装しました。ユーザーは、他の操作を50回実行した後でも変更を元に戻せるようにしたのです。私たちはこれが究極の安全策だと考えていました。しかし、実際には大きな混乱を招きました。ユーザーは、取り消し履歴がそこまで遡れることに気づかず、誤って10分前の変更を元に戻してしまい、現在の作業を完全に破壊してしまうことがありました。無制限の安全策は、ユーザーが自分の作業状態を正確に把握できないため、かえって不安を生み出してしまったのです。

時間経過による変更制限を導入したことで、私たちの設計思想に変化が生じました。元に戻すことができる時間を厳密に10秒に制限したのです。ユーザーが以前の変更を元に戻したい場合は、明示的にバージョン履歴パネルを使用する必要がありました。即時元に戻す機能と履歴復元機能を分離したことは、まさに画期的な発見でした。即時元に戻す機能は、意図しないクリックやちょっとしたミスに対応します。一方、バージョン履歴機能は、意図的な変更に対応します。即時元に戻す時間を制限することで、認知負荷を軽減し、無限に続くスタックによる混乱を解消することができました。

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