「何かを1万時間、練習することについて書かれたあの本を私は信じない」。ウォーレン・バフェットは、そう語った。
「私が1万時間タップダンスを練習しても、私のダンスを見た皆さんは気分を悪くするだけでしょう」
「1万時間の法則」は、音楽でも小説の執筆でも、特定の分野を極めるには約1万時間かかるという論説だ。
この法則のコンセプトは、1993年に心理学者のアンダース・エリクソンが書いた論文まで遡るとされる。
だが、この法則を世に広めたのは、2008年のマルコム・グラッドウェルの著書『天才! 成功する人々の法則』だろう(後にグラッドウェルは「1万時間ルールは単純化されすぎている」と自ら指摘しているが)。
バフェットがこの話を通して強調したのは、「自分がすでに持っているスキルと、自分が何をすることが好きなのかを知り、そのうえでその能力を伸ばしてくれる師を見つけることだ」。
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