1900年代初頭、劇場の観客はマーラーやショスタコーヴィチの交響曲を全曲聴き通すだけの体力を持っていました。ポストモダン時代には、ピンク・フロイドの『狂気』、デペッシュ・モードの『ヴァイオレーター』 、レディオヘッドの『キッドA』などは、レコード全体として聴くべき総合的な音楽作品と考えられていました。しかし、デジタルモダン時代になると、ユーザーは選り好みして曲を選ぶようになりました。
アーティストは、リスナーの注意を直接引きつける曲を書かざるを得なくなり、「スキップ」ボタンがすぐに使われます。そのため、曲が「フック」に到達するまでの時間は劇的に短縮されました。レッド・ツェッペリンは4分間のギター・イントロでも問題なく演奏できましたが、現代のポップ・アーティストはリスナーの関心を失わないように、コーラスに急がなければなりません。
You may also enjoy…
コメントを残す