奇妙な想像だが、遠からず、わたしたちは自ら思考するよう自分自身に言い聞かせることが必要になるのかもしれない。AIはそもそも思考することになっている──多くの場合、人間に代わって思考すると謳っている。
テクノロジーが飽和した世界で、わたしたちはすでに、意識しなければスマートフォンを手から離すことができなくなっている。外に出る、友だちと直接会う、スクリーンを見つめているだけでなく実際その場まで出かける、テクノロジーとは違う、例えば退屈を体験するといったことを意識的にしなければできなくなっているのだ。
そういう意識をもっていなければ、コンピューターが何でもやるようになったとき、わたしたちはますます頭を使わなくなるだろう。その結果、わたしたちの存在価値も小さくなっていくのではないだろうか。
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