120億ドル規模の企業が、創業者の一人がかつてOpenAIで働いていたというだけで設立されている時代が到来したとだけ言っておけば十分でしょう。文字通り、他には何もありません。ここで私が言っているのは、2024年9月にOpenAIを去った、元OpenAI CTO(そしてごく短期間CEOも務めた)のミラ・ムラティのことです。彼女は翌年の2月に新会社Thinking Machinesを発表し、投資家を募り始めました。製品と呼べるものがなかっただけでなく、潜在的な投資家に製品開発の計画について話すことさえしなかったようです。
「本当に馬鹿げたプレゼンミーティングだった」と、ムラティ氏と面談したある投資家は語った。「彼女は『最高のAI人材を集めてAI企業を立ち上げるのだけど、質問には一切答えられない』と言っていた」
いずれにせよ、投資家たちはすぐに彼女に20億ドルを投じました。しかも、この金額は史上最大のシードラウンドとなったそうです。
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