関東圏ではコーヒーに添えるミルクを、「コーヒーミルク」や「ポーションミルク」、「ミルク」と呼ぶのが一般的。一方で、関西では「フレッシュ」「コーヒーフレッシュ」といった呼び方が浸透しています。
日本で初めてポーションタイプのコーヒーミルクを作ったのが、大阪府八尾市に本社を置くメロディアン株式会社だったことが関係しているようです。同社が開発した商品が「メロディアン★ミニ コーヒーフレッシュ」という名前だったために、関西で「フレッシュ」という名称が浸透したそう。
同じくポーションタイプのミルクを多数販売するスジャータでは、それらの商品を「コーヒーフレッシュミルク」と呼称しています。スジャータめいらく株式会社の本社所在地は名古屋市。「名古屋もフレッシュって呼ぶよね」
このコーヒーミルクは実際には「ミルク」ではないことをご存じでしょうか。コーヒーミルクの主な原材料は基本的に植物性油脂と乳たんぱくなど。植物性油脂に乳化剤を加えてクリーム状にし、乳製品に近づけたものです。完全なミルクだと日持ちがしないので、ミルクに近い風味で日持ちもする製品が作られました。
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