バス会社の「96%が赤字」という現実がある。
保有車両30台以上の路線バス事業者217社のうち、87.1%が赤字だった。黒字を確保できたのは、わずか12.9%に過ぎない。
保有台数30台未満の小規模事業者の多くが赤字経営に苦しんでいる現状を踏まえれば、業界全体としては
「94~96%」
が赤字と見るのが妥当だ。
新型コロナの影響が直撃した時期には、実に99.6%の事業者が赤字だったとの国土交通省資料もある。
国交省のデータでは、30台以上を保有する乗合いバス事業者の約65%が赤字に転落しており、この10年で赤字事業者が大幅に増加している。