ウクライナ戦争が起こり、リトアニアはまたロシアによって独立を奪われるのではという脅威にさらされた。それゆえ、独裁的で権威主義的な大国に逆らう「小さな民主国家の同志」として台湾を応援したのだ。
リトアニアの措置に怒った中国は、同国との関係を格下げしただけではなく、経済制裁を加えた。
さらに中国は、EUの他の国々にまで「リトアニア製の部品を使えば中国市場を失う」と脅しをかけ始めた。これが「欧州単一市場を脅しで分断しようとしている」、いわば「EUの主権に脅迫をかけてきた」と、かえってヨーロッパ人を怒らせ、中国への不信感をつのらせた。