投稿者: | 2025年12月6日

ワーナー・ブラザースは、他の企業に買収された後、老舗制作スタジオの資産を有効活用することがいかに難しいかに新しいオーナーが気付くと、すぐに再び市場に戻ってくるという悪名高い歴史を持っている。こうした困難が、ワーナー・ブラザースと、再編を目指してワーナー・ブラザースを買収したAOLやAT&Tとの合併を失敗に導いた一因となった。しかし、ワーナー・ブラザースの最新の買収契約(今回はNetflixとの830億ドル)は、このストリーミング配信会社がエンターテイメント業界でいかに主要プレーヤーになったかを考えると、違った結果になる可能性を秘めているように感じられる。また、この契約はNetflixがどれだけ進歩したかを示すものでもある。わずか20年足らずで、このストリーミング配信会社はテクノロジーの新興企業から、ハリウッドで最も歴史のあるスタジオの1つを吸収合併するまでになった。この契約が規制当局の承認を得られれば、Netflixはまもなくワーナー・ブラザースの全株式を所有することになる。 Netflixは、HBO / HBO Max、DCスタジオ、旧スタジオのテレビ・映画制作部門を含む(Discovery Globalのものではない)資産を保有することになる。これにより、Netflixはゲーム・オブ・スローンズやハリー・ポッターなど、さらに多くの世界最大級のエンターテイメント・フランチャイズの本拠地となり、このストリーマーは正式なスタジオとして、はるかに大きな事業展開の足跡を残すことになる。CNN、ディスカバリーチャンネル、TLCなどのネットワークの所有権を保持するDiscovery Globalは、2026年第3四半期までに独立した法人となる予定だ。

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