買収のあと、いきなりリストラを始めたせいで、売り上げのデータを管理していたファイナンスの人たちも解雇してしまっていました。売り上げのデータがバラバラになっている状況で、データを探さないといけない。

 イーロンはミーティングで「その数字はどこにあるんだ?」と聞きました。誰かが「タブローにありますよ」と返すと、「タブローはそもそも『元の数字をどう見せるか』のソフトウェアだろ。俺は元の数字が見たいんだ」と言うのです。

 タブローというツールのことまでちゃんとわかっているのはすごいなと思いました。果たして何人の日本の経営者がタブローのことをわかっているでしょうか?  セールスフォースを自分で使ったことがある経営者すら、けっこう少ないと思います。

 イーロンは自分で全部のソフトウェアを使いこなして収益を見ています。もちろん勘所もすごいのですが、自分でツールを使っているからこその勘所なのかもしれません。

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