約26兆円。これは、2019年の日本の外食産業の市場規模です。情報通信や不動産などに比べれば小規模かもしれませんが、3%のシェアが取れれば7800億円、5%取れれば1.3兆円です。

 外食産業市場の特徴は、寡占が進んでいないこと。個人経営が市場全体の約4分の3を占めているのです。また、外食を専業とする年商1000億円超の約10社の売上を束ねても、総売上高の占有率は10%弱。上場している外食企業は約100社あり、それらを合計した市場占有率も約30%です。日本には上位5社まででマーケットシェアの80%以上を占める、といった業界がいくつもあります。それに比べると外食産業は流動的なマーケットが大きく、新規参入でもシェアをとる余地があると言えるでしょう。

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