チート能力というやつは、その場では気持ちいいかもしれないけど、いかに人間性の根幹を腐らせるか……そんな感覚が、やっぱり僕の中に根深くあるんでしょうね。異世界に転生したり、転移したりするものが流行っていますが、僕の青春期のそのジャンルの金字塔は『聖戦士ダンバイン』と『はてしない物語』なので、どちらも辛いんですよ。転生しちゃったが故に、すべてがぶち壊しになっていく。それは呪わしいものなのだというのが、たぶん僕の中にあるんですよね。ゲームでも、チートコードを使った瞬間につまらなくなるのと一緒ですよ。運命に抗えないからこそ人だし、喜びも悲しみもあるのであって、運命を左右できるような異能を備えてしまったら、そいつは人として何かを失う、という考えが根幹にあるんだと思います。

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