西洋の伝統音楽は全くの静寂な状態から音符の上に音符を積み重ねて曲を作ろうとするけど、非西洋では作曲についてまったく別の考え方を持っている地域が多くある。例えば、インドの弦楽器のタンブーラは楽器から出される豊かな音の上で即興演奏を行うけど、そこでミュージシャンが即興で使う音はドローンの中にすでにある。だから、インド古典の伝統ではドローンの音が高い価値をもつと考えられていて、その考え方が浸透している。西洋音楽では、静寂の中からはじかれる弦の音が重要だと考えられているけど、インドのタンブーラでは、既に鳴っている音、つまり叩かれていない音こそが重要だとされている。インドの音楽の哲学には西洋の音楽にはない、既にある音や振動に対する「繊細さ」があるの。
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