1日の消費カロリーの1割を費やして、ナマケモノは地面に小さな穴を掘ってなんとか用を足す。
排便を合図にナマケモノの被毛で暮らすガのメスは、ナマケモノの新鮮な糞に卵を産みつける。幼虫は糞を食べて成長し、羽化して成虫になると、ガは自分のすみかとなるナマケモノを求めて飛び立つ。1頭のナマケモノに最大120匹のガが確認されている。
ガは排泄物や死骸でナマケモノの毛に窒素などの栄養を与える。そこに雨が降ると藻が発生する。野生のナマケモノの毛が緑色になっているのはこのためだ。
緑色の藻は保護色となって上空の猛禽類からナマケモノを守ってくれる。被毛に多くのガがいれば、それだけ窒素や藻の量も増える。
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