投稿者: | 2025年11月7日

エヌビディアは現地時間29日、世界で初めて時価総額5兆ドル(約770兆円)を突破した。この日の株価は前日比2.99%上昇の207.04ドルで取引を終え、時価総額は5兆300億ドルに達した。

アップルの時価総額が1兆ドル(2018年8月)から4兆ドル(2025年10月)に達するまで7年2カ月かかったのに対し、エヌビディアはわずか2年1カ月で1兆ドルから4兆ドルへと成長し、さらに5兆ドルに到達するまではたったの110日しかかからなかった。

「エヌビディアのチップで埋め尽くされたデータセンターへの支出が、今年上半期の米国国内総生産(GDP)成長率の92%を占めており、もしそれがなければ経済成長率は0.1%にとどまっただろう」

エヌビディアはその堀をさらに深く掘っている。2007年にGPUを容易にプログラミングできるソフトウェアプラットフォーム「CUDA(クーダ)」を発表し、大学や研究所に無償配布してAI研究者たちをこの環境に慣れさせた。そして2019年、メラノックス(Mellanox) の買収によって超高速ネットワーク技術を手に入れた。ここ2~3年は、OctoAIやRunAIといった、AIモデルがGPU上でより効率的に動作するよう支援するソフトウェア(SW)スタートアップを積極的に買収し、ソフトウェアの障壁も高く築き上げている。

エヌビディアは今年に入り、インテル(半導体)、オープンAI(AIサービス)、ノキア(通信)、ウェイブ(自動運転)、パランティア(AI分析)など主要プレイヤーとの投資および契約を次々と締結している。

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